2020年7月23日木曜日

REOHAS(りおはす)の提案.Vol003

ネット業界では、大きな動きがある。
(株)ダイレクト出版に関心をもっているので、全てのメールを受け取るようにしているが、facebook上でも、従来に増して広告が掲載されている。
「これでもか。」といった印象を受ける。
そして、私のメールアドレスにも従来の倍以上の件数が送信されてくる。
コロナ禍での彼らの戦略と思う。
幾つかの情報に関心があり、特販企画の書籍を割引で購入しているが、ターゲット上に私の会社があるのだろう。
このところ幾度も緊急の封書が届いている。
私には成果を求めて、千歳一隅のチャンスと動いているように見える。
彼らは「テクニック」を売ろうとしている。
SNSは、「コンセプト」を持たなければならない。
「コンセプト」は「価格」ではない。
「価値」を表している。

黒打切り出しナイフ
二唐刃物鍛造所
今回のコロナ禍はリーマンショックの比ではない。前回は、大手会社が影響を受けたけれども、一般の自営業や中小企業は直接の影響はなかった。それでも世界経済の受けたマイナスは計り知れなかった。
しかし、今回は一部のテレワークに関わる業界を除くすべての業種で、影響を受けている。飲食業を始めとして公共機関やイベント関連など従来はこれほどの影響を受けたことはないだろう。この状況でプラスの企業はあり得るのだろうか。
世界はかつてないほどの無尽蔵の予算をバラ撒いている。
政権中枢の政党の必死さを感じる。
ちょっとした世論の動きに敏感に応じているのがわかる。
それを先導しているのが、口だけの野党とメディアになる。
マスクや一律10万円支給など愚かな対応をしている。
私たち中小の企業の生き延びる道は何か。
政府の支援金を目敏く受け取り、少しでも延命をすることになるが、それができなければ、野垂れ死にするしかないように思う。
第二次世界大戦時の敗戦からの復活は、焼け野原からのスタートになった。
連合国という恐ろしい西洋国家の統治のもと復活してきた。
朝鮮動乱が、一番のカンフル剤となった。
その時を思えば、コロナ禍など屁でもない。
キーワードは、テレワークになる。
ネットからの情報入手とショッピングが、一つの水脈となる。
巨大戦艦のサービス業は、白亜紀末まで繁栄し、三畳紀後期からジュラ紀にかけて絶滅した恐竜のように映る。
ホテルやレジャー施設やスポーツ関係になる。
3蜜は、いずれもそれらの施設、業態に重なっている。
その後に世界に生まれたのが哺乳類になる。
テレワークが、一つのカギとなるが、人類の求めているものは、基本は「衣食住」になる。
「衣食住」「娯楽」「文化」×コストを生じない「価値」の付与となる。

BUNACO  
SWING
2009 GOOD DESGN AWARDS
手仕事専科の戦略は、それらに乗じて講じたいと思う。
コンセプトがそれらに重なる。
「歴史」であり、「文化」であり、それらが「衣食住」に付与する「価値」になる。
日光下駄山本政史 
右近型草履
和美との生活・和美空間」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画 080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp手仕事専科のブログ ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■下野・会津・津軽の四季風景  ■伝統的食品のブログ   ■手仕事の逸品
 
 

2020年7月21日火曜日

「和美との生活」からの「食」Vol.001

手仕事専科をスタートする際に中心となるコンセプトが「和美との生活」でした。
10年が経過します。
websiteをスタートする当時の自分には無理なく考えられるものでした。
そして、伝統工芸品を取り扱えば扱うほどにその商品の歴史に魅せられました。
伝統工芸品の美しさは、一朝一夕に生まれたものではありません。先達の弛まぬ精進と探求心が生み出してきたものと思います。
「真善美」は人の持つ基本的な欲求です。
真実を求める「真」、人に慈しみを施す仏の姿の「善」、そして、美しさを求める「美」になります。
その「真善美」のレールの上を人々が、長年歩んできたことが見て取れます。
それぞれのレールがあり、ひとの歩む道は、皆同じではありません。そして、それらに取組んだ先達を辿るとその道が明らかになりました。
人それぞれの奥深い道です。
和美との生活」は「美」についてですが、自分はその欲求が強いようです。
「美」は造形だけではなく、生き方の美でもあります。
三五八漬け 那須味噌
那須味噌
とべや食品
鰊の山椒漬 会津ニ丸屋武蔵亭
伝統食の酢 太田酢店
現在の私の関心事のひとつは、「食」です。
ある時に生体恒常性、自己免疫力について学びました。人類がこの世に生を受けて綿々と続く自然治癒力です。
その折にアメリカのマクガバンリポート(1977年)のことを知りました。江戸時代の食を世界一の健康に良い食と称えています。
同時に医食同源(いしょくどうげん)の言葉にも行き着きました。
ウイキペディアから、次のように定義されています。
-------------------
医食同源とは、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方。
「医食同源」という言葉自体は中国の薬食同源思想から着想を得て、近年、日本で造語された。この言葉「医食同源」は発想の元になった中国へ逆輸入されている。
初出は1972年、NHKの料理番組『きょうの料理』の特集「40歳からの食事」において、臨床医・新居裕久が発表したもの(NHK「きょうの料理」同年9月号)。これは健康長寿と食事についてのもので、中国に古くからある薬食同源思想を紹介するとき、薬では化学薬品と誤解されるので、薬を医に代え医食同源を造語し、拡大解釈したものであると新居裕久は述懐している。
--------------------
私達の体は日々摂る「食」からできています。
ジャンクフーズなる言葉を聞いたことがあると思いますが、コンビニエンスやスーパーには、体に良くない菓子類が並んでいます。
ジャンクフーズは、「ガラクタの食」の意です。
それに引き換え江戸時代の食は、全てが自然のものでした。
海の幸山の幸に加え保存食としての発酵食品がありました。
発酵食品は人の必要とするアミノ酸やミネラル栄養素の宝庫です。冷蔵庫があるわけではなく、旬の食材と発酵食品が食材です。

私と食とのかかわりは、学生時代からです。
学生時代は下宿をしていましたが、自炊の下宿でした。共同の調理場があり一台ごとのガスコンロが並んであり、釜でご飯を炊きフライパンのスパゲティや野菜炒め、そしてカレー等を定番にしていました。
学生前の田舎では調理などしたことはなくて、精々インスタントラーメンを作った程度です。
ある時、私のスパゲティを下宿の先輩が不味い味だと言っていました。それまで美味しいスパゲッティを食べたことがないしトマトケチャップすら知らないのですから、当然です。
それでも少しずつ調理を覚えてレパートリーを増やしてゆきました。
その後、ホテルに勤めレストランのウェーターの時に和洋中の料理メニューを覚え調理場の作るものを見てきました。
お客様にメニューを説明する際に必要だからです。また、営業部になった頃にもお客様からメニュー提出依頼があり、同時に社員クラブの宴会では、ホテル料理を堪能しました。
更にホテルの企画担当時や幹部になるに連れ、社長同席の高価な料理も味わいました。
盛り付けも器も味もサービスのタイミングと仕方も覚えました。
一端の料理評論家になっていました。
その後に津軽やあぶくま洞に単身赴任し、朝昼晩と自炊をしていました。当時は器にも関心があり、いろいろなタイプの美しい食器も購入し季節の食材と料理を経験しました。
これが私の料理経歴です。
今は、妻の病気から5年になるでしょうか、自分が台所を任されています。
器選びと料理作りを楽しんでいます。
手仕事専科には、二唐刃物鍛造所があります。
二唐家は津軽藩より作刀を命じられて以来350年の伝統をけ継ぐ刀鍛冶の名門です。しかし、現代は本格的な和包丁を必要とはしない時代となりました。日本経済の高度成長期に発展した和包丁ですが、今は求められません。
飲食業界の流通が進み、セントラルキッチンとなり人の手で作るのではなく労働者が操作する機械工場生産の食品で溢れています。
しかし、それらの食材は促成栽培の栄養素の少ない土壌で化成肥料で育てられた野菜であり、ふんだんに食品添加物、保存料が含まれています。
太陽光線を浴びて採れた旬の食材には決して無いものです。
同時に和食の調理人、職人は必要ないのです。
悲しいことですが、伝統的工芸品は生活の変化に付いてゆけません。
私達は利便性と引き換えに「健康」を失いました。

手仕事専科では、健康のために「自分食」を勧めています。
旬の山と海の食材に畑で野菜と穀物を育て、溢れる食材は発酵食品として保存し食することを勧めます。
その際に美味しい食を調理したいと思います。
食材を生かし、美味なる調理のできる切れ味の良い刃物で、伝統的な日本料理を楽しみたいと思います。
「男子厨房に入るべし」の提案です。
男子に限らず女子も同様です。
「自分食」の為に「男女ともに厨房に入るべし」
これが私の主張です。
和美との生活・和美空間」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画 080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp手仕事専科のブログ ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■下野・会津・津軽の四季風景  ■伝統的食品のブログ   ■手仕事の逸品

2020年7月4日土曜日

RIOHAS(りおはす)の提案-手仕事の世界.Vol002

手仕事専科は、伝統工芸品・民芸品・食品の通販です。
全て手作りを主にした工房です。

なかには会津木綿のように機械を使いますが、現代にあってはあり得ないような道具に匹敵します。豊田自動織機は、私の年齢では社会科の時間で誰しもが知る豊田佐吉の偉人伝に出てきます。明治30年代の日本の織物はこの新しい織機で幕開けました。家内制手工業の言葉もこの時代のものです。
北洋硝子(株)という会社もあります。1350度で焼き上げる硝子。宙吹きという技法を使い津軽びいどろを作り続けています。
窯を止めることはないと聞きました。大変なコストがかかりますが、全て職人さんによる手作りの一品です。流れ作業の商品ではありません。

手づくり品は、棚に沢山並べてより取り見取りの売り方にはなりません。
高度成長期の日本は日夜寝食を忘れて働き三種の神器と言われる生活具を揃えました。
1950年代後半の家電の冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビです。
経営の神様松下幸之助が一世を風靡しました。時代の寵児です。
つくれば売れる時代です。そのような時代を経て今があります。
今は物が売れません。
飽食の時代です。
しかしよい物だけが売れる時代でもないのです。
ニトリやダイソーのような海外生産で安価なそして、価格比(コストパフォーマンス)の良質な商品が並んでいます。
旧来の手作り品はどこにも見かけなくなりました。
そして、代替わりが出来ずに手仕事は廃業の憂き目にあっています。
手仕事専科でのお取引の工房でもたくさんの工房が廃業となっています。
時代にそぐわない生き物は淘汰されます。
生物の絶滅危惧種の手仕事版です。

私達は、生き方を変えるべきです。
有限の世界に生きる私達は嘗ての生活様式を変えるべきです。
大量生産大量消費はあり得ません。
一部よいのです。本当によい物を作り大切に使うことです。
その価値観を考えてみませんか。

(閑話休題)
世界はコロナ禍です。
中国武漢から始まったコロナは、世界中に蔓延しています。
この様な世界が来るとは、SF映画の世界ではなかったのです。
昨夜マリーアントワネットのドキュメンタリーがありました。気高い彼女が、断頭台で露と消えました。革命とは狂気です。
そして、理不尽です。
絶対王政が革命を経て共和制になり社会が変わる時でした。
日本が、FDルーズベルトやチャーチルによる謀略から第二次世界大戦に参入し敗れ、現在につづく破廉恥な戦後統治を受けました。
当時の国際法でも罰せられる東京大空襲や広島長崎の原爆によって40万人を超える女子供を一夜にして死にやりました。未来永劫に罰せられるはアメリカです。
恐ろしいソビエト共産党を育て現在の中国共産党につづいています。
共産主義は人類の癌細胞です。
人類の生きる世界に正義はありません。
何があるのでしょうか。
人類の持つ理性とは何でしょうか。
コロナ禍から問われています。

和美との生活・和美空間」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画 080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp手仕事専科のブログ ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■下野・会津・津軽の四季風景  ■伝統的食品のブログ   ■手仕事の逸品