2020年6月21日日曜日

これからの世界にREOHAS(りおはす)の提案.VOL.001

津軽に赴任して4、5年が過ぎた頃に「地球村の講演会」を発起人として提案したことがある。
そして、実行した。
当時有名な高木善之氏が代表をつとめるNPO法人「地球村」。
その主義主張は、現代のグローバリズムとは相反する教義だった。
他の市町村で主催した講演会に参加して私はショックを受けた。
その勢いでわずか4千人の住民の村で開催した。
 
あれから、随分と時間が経過した。
「地球村」の活動もその後大きく展開したのを聞かない。
ウルグアイの第40代ムヒカ大統領の主義主張に私は感動した。世界で一番貧しい何も持たない大統領と聞いている。
おなじ主義主張に思う。
世界はグローバリズムの主義主張で国の境界をなくし、多国籍企業という国家ではない企業に支配される社会になっている。その論理でアラブ世界は、「アラブの春」の名目でナショナリズム国家は破壊された。
今もそれらの金融資本の思惑で動いている。
それに竿をさしたのが、トランプ大統領と思う。
アメリカの大統領が世界を動かしている。中国は、アメリカの民主党の庇護のもとで成長してきた。
第二次世界大戦は、FDルーズベルトの思惑通りに事が運んだ。
ヨーロッパに戦争を起こし、アジアで日本を葬るために参戦させた。
人種差別主義者の彼は、2発の原爆を投下し幾度もの空襲で40万人ともいう非戦闘員の日本人を殺戮した。
共産主義国家ソビエトを庇護し中国に共産主義国家を作った。
中国共産党は、その後大きく覇権を拡大している。
共産主義という人類の癌細胞を擁護し世界に拡散させたのはFDルーズベルトになる。
その背景には、金融資本によるグローバリズムという恐ろしい歴史がある。
 
私は伝統工芸品・民芸品・伝統食品の通販を行っている。
起業して10年が経過した。
通販業界は拡大している。
楽天をトップにして、Amazon、ヤフーオークションなどが続く。
昨年11月に楽天の三木谷社長が、3980円を超える商品の送料無料を打ち出している。Amazonの猛追に対抗するためだという。
彼らのビジネスは管理料と手数料で利益を得ている。
元となる商品の生みの親、生産者の利益は薄利多売になる。
生産者と顧客と販売会社の関係は、販売会社の主導で動く。
彼らはグローバリズムの路線で価格と流行を作り、生産者の犠牲の上に成り立つ。
 
グローバリズムに対峙するのは、ローカリズムになる。
ローカリズムは、私の主義主張だ。
グローバリズムは、世界中いたるところで生産者を自由競争の名目で破壊する。
自由競争は「善」ではない。
資本主義の行き着く先は、一人の富めるものと無数の貧しいものを創り出す。
限りある地球号の70数億人の棲める社会は、富を分け合うべきと思う。自由競争のルールを矯正する必要がある。100%の計画経済は、全能の神でもない限り無理がある。かといって、自由の女神に任せることにも無理がある。
それができるのは政治になる。
いまや、世界は金融資本家の意のままに動いている。
彼らは自分たちの力で世界のオピニオンを創り出している。
メディアも政権も彼らの力なしには成り立たない。
要は世界は金融資本に操られている。
理想主義という善として振る舞う言葉の裏には、彼らの利益のために手足となる輩が蠢いている。
 
私の唱えるのは、ローカリズム。
3者の利益が守られる社会になる。
3者とは生産者と顧客と販売会社。
私はまだその考えを研ぎ澄まされた言葉にはできていない。
その社会は「Reohas」とした。
Reohas(リオハス)は、私のつくった造語です。
Regional economy of health and sustainability (健康で地球の持続可能を志向する地域経済)の略です。
私は地球環境と生活の行き方を目的に仕事に関わります。
 
私の取り扱っている会津若松の醤油があります。
楽天の方法で8千円の醤油を販売すると手元には100円しか残りません。それらの商品が、大手を振って通販業界にこれでもかと溢れています。
津軽びいどろを取り扱っています。
素晴らしい伝統工芸品ですが、例えば2万円の価格のガラス器が、価格を度外視し2割引きで載っています。それでも楽天は、Amazonは定額の管理料と販売手数料が入ります。
生産者は薄利多売となります。
かつて、建設業界にいたことがありますが、大手ゼネコンの孫請けの会社です。
大手ゼネコンは、利益を取り下におろします。そして下請けはさらに下請けに。
実際に作業現場にはいる会社は毎年毎年利益を減らし身を削り破産してゆきます。
通販業界も同じに映ります。
 
私はReohasを提唱します。
グローバリズムは「NO!」です。
和美との生活・和美空間」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画 080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp手仕事専科のブログ ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■下野・会津・津軽の四季風景  ■伝統的食品のブログ   ■手仕事の逸品