2017年6月22日木曜日

美の極意とは、心なり(釣りも書道も舞踊も)

一昨日、手仕事専科原木細工丸太絵に尋ねました。
ご注文の丸太絵の受取です。
お客様は、県内の高校でした。
海外の高校と交換会があり、記念に原木細工丸太絵のボードをお選びいただきました。
素晴らしい出来に感謝したいと存じます。

最近、書道を習い始めたのですが、既に2カ月半ほどになります。
やっと、筆あしらいを覚えてき、字形(形・バランス)を真似ることを意識して、書いています。
書は、起筆、終筆、送り、勢い、・・・・などは、筆あしらいと思っています。が、一番大切なのは、書体のバランスが、かなと思っています。
まだまだ、分からずにいます。
その字の持つ美は、どこまで習得できるものか。

原木細工丸太絵の平井良児氏は、書の達人です。
(書は、三次元の空間認識です)
彼から、書の極意を伺っています。
書は、書道は、精神性だといいます。
ここ数年来、大病を患い考え方が、変わったといいます。
彼は、渓流釣りを行うのですが、「大自然への挑戦・魚との勝負・自分自身の限界への挑戦・根性一筋」を釣りの極意と思っていたそうです。
しかし、大病を患いかつての体力を失い、釣りの極意に目覚めたといいます。
詳細は、省きますが、今は、「静かな心、おだやかな心、無の心」に行きついたといいます。
平井氏は、岩魚と山女魚の違いを述べています。
岩魚の土用昇り。
土用の時期に岩魚は産卵のために
滝登りを行います。
山女魚は、一度ジャンプをしますが、その後登れないと
分かるとその次を諦めます。
岩魚は、ジャンプの後に継続して、泳ぎ昇ります。
一日に1匹の割合で、これらの岩魚、山女魚を彫ります。
まるで、生きているようです。
平井氏の空間認識は、書にも表現されますが、
これらの彫刻にも表現されます。

お話を伺い、その極意に合点するところがありました。
書道もそうです。
楷書から始まり行書、草書、かなとなりますが、基本の楷書が出来なければ、その次は、あやういのです。
活きた草書やかなは、形を真似てもあやふやなものになります。
基本の楷書を習得したことで、次があります。

私の目指している社交ダンスもそうです。
基本です。
10年来、習い覚えてきましたが、最近は、基本に戻っています。
一に基本、二に基本です。
美しい踊りは、体(幹)の軸であり、背中から首への線です。
軸で、背中で踊ります。
他には、音があります。
個性と言える音の取り方、表現の仕方です。

美の極意とは、(美に)逸る心ではなく、(真に身についた)静かなる心といえます。
それは、釣りにも書道にも、そして、社交ダンスにも通じるものです。

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2017年5月4日木曜日

和美との生活(近況)----vol.1

和美との生活・和美空間のブログをつくって、随分とたちます。
手仕事専科に関係するブログは、営業活動で見たもの感動したもの面白い事象や歴史をご紹介するものでした。
和美との生活は、手仕事専科ポリシーともいえるものです。
その意味では、伝統工芸品の造形美や機能美を生活に見出そうというものです。そして、先達の生活の知恵や美意識をご紹介するものです。
最近は、販路が増えたことから、ブログアップが、少なくなっていましたが、第8期(2017.04.01~2018.03.31)は、精力的にアップすることにしました。

昨年より、考えることがあって、短歌や写真について、学習していましたが、驚きと感動になりました。
それは、言葉の力です。
万葉集に始まる和歌、連歌、そして、近代の短歌です。
俳句も同様でした。
日本人の自然の美しさや抒情的な気持ちを言葉に表現する能力です。
源氏物語や世界に誇れる文学の世界がありますが、この短歌と俳句の世界は、心血を注いで携わることのできる世界なのかと感じています。

和美との生活に伝統工芸品の造形美や生活の知恵を提唱しておりましたが、更に言葉の美を加えることになりました。
なんと日本人の感性は、豊かなのでしょうか。
昨今の世界情勢や政治の世界を覗くと私たち日本人が、戦後に失ったものが、如何に大きいかを知ります。島国の太平の経済的豊かさが、日本人を堕落させたのでしょうか。
未来に負の遺産を残さないといいながら、遣っていることは、如何なものでしょうか。
日本の黄昏が、始まっています。
私たちが自覚する以外には、とめられないでしょう。
私たちの未来や世界を見る目を研ぎ澄まさなければ、ならないように思っています。
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