2020年8月28日金曜日

REOHAS(りおはす)の宣言-vol001

手仕事専科の通販をスタートして、すでに10年が経過します。
それまで長年のホテル勤務から沢山の職人さんと知り合いその生業を見てきました。
それが伝統工芸品や民芸品でした。
その柳宗宗悦、浜田庄司、河井寛次郎の唱えた民藝運動に学び「用の美」といわれる日常のある手仕事品の美に感銘を受けました。
通販の頁をつくるにあたっては、そのコンセプトが核となります。
素人でしたからホームページの作り方も自分の経験からでした。
長年のホテル勤めで「趣旨(コンセプト)」の大切さを学んでいました。
特に栃木県立博物館の初代学芸部長であった尾島利男先生に出会い学んだことが、幸いでした。
尾島先生は、人間としても伝統工芸や民俗芸能への造詣の深さも素晴らしいものでした。
未熟ながらも先生のお姿を近くで見ることが出来ました。
それが「和美との生活」でした。
しかし、「和美との生活」を突き詰めてゆくと「人の生き方」へと展開します。
戦後教育で受けた「日本の加工貿易」はグローバリズムを肯定することになります。
リベラルであることグローバリズムであることが正義のように育ちました。
しかし、勝ち組負け組をつくる競争が善であるグローバリズムにいつしか疑問を感じたのです。伝統工藝や民俗芸能は伝統的なものでありその価値は価格競争による勝ち負けでは測れない物でした。
勝ち負けを生み出す経済ではなく誰しもが幸せになれる経済「幸せの経済」です。
それがグローバリズムとは反するローカリズムです。
試行錯誤の末に「REOHAS」なる言葉を見つけました。
REOHAS(リオハス)は、私のつくった造語です。
Regional economy of health and sustainability(健康で地球の持続可能を志向する地域経済)の略です。
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2020年8月24日月曜日

「言葉の力」についてVol001

このブログのテーマは「言葉の力」についてです。
手仕事専科の通販を始めて10年が過ぎますが、その間にブログの数も増えて8つほどになります。メインは5種類のブログです。
手仕事専科5種類のブログをご覧ください。

・手仕事専科のブログ http://tesigotosenkablog.blogspot.jp/ 
 手仕事の工房や商品のご紹介。
・和美空間ブログ   http://wabikuukan.blogspot.jp/ 
 「和美との生活」をテーマにしています。
・伝統食品ブログ   http://densyoku.blogspot.jp/ 
 江戸時代からの「食の知恵」(伝統食品による健康)をテーマ
 にしています。
・四季風景ブログ   http://topyseason.blogspot.jp/ 
 四季折々の美しい田園風景や工房の美を写真に切り取って
 います。
・歴史街道ブログ   http://topysblog.blogspot.jp/ 
 手仕事にかかわる歴史と伝統をご案内しています。

ブログの数は関心の趣くままに増えてゆきましたが、最近は行動範囲が限られ狭くなり「四季風景ブログ」や「歴史街道ブログ」などの投稿は少なくなりました。
手仕事の工房やアトリエを訪ねる旅も楽しみにしていたのですが、それさえもご無沙汰となっています。
しかし、以前からのお知り合いに小説家の加地慶子さんが居られます。
彼女の商品「美肌湯パック」を昨年取扱うことになりました。そして、彼女からブログ力を増すために文章の書き方を学ぶことにしたのです。
私は「物書き」という言葉を使いますが、「物書き」に一歩足を踏み入れました。
言葉の世界は、面白いものです。
「言葉の力」を感じるようになると左脳の文法的な事と言葉を感じるアンテナ即ち右脳を意識するようになりました。
「真善美」から、「美」に関心を持つ私は、ここでも「言葉の力」「美」即ち「右脳」に挑戦することになったのです。
視覚的な「美」から、感性的な「美(=智恵)」にそして、「言葉の美」です。

TVでは、プレバトも随分と続いていますが、夏井いつき先生の解説は、面白く聞いています。
「言葉の力」です。
季語の歳時記は誰しものが知りますが、その季語の言葉ひとつで一瞬にして画面が変わります。もちろん季語だけではないのですが、季語は最たるものです。
季語は人の持つ五感と第六感と言われる想像力に働きます。
私は、小説が左脳だけで書けるのなら可能性があると思いましたが、右脳はそれに言葉の持つ「美」に関わります。
この「物書き」の世界に一歩踏み入れ、凡人の言葉が脳裏を掠め冷汗が出てきます。
しばらくその言葉の力を学んでみたいと思います。

ひいらぎ日記 加藤次郎 https://hiiraginikki.blogspot.com/
手仕事専科 http://tesigotosenka.com
津軽びいどろ
手仕事専科のブログ 

http://tesigotosenkablog.blogspot.jp/
BUNACO
手仕事専科のブログ 

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無心庵 ちくげい工房
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四季風景ブログ
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伝統食品ブログ
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大雄寺の菟玖波江
歴史街道ブログ

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2020年8月22日土曜日

マタタビの米研ぎ笊-工房間方Vol001

コロナ禍から、いずこも大変ですが、ここ奥三島生活工芸館でも影響を受けています。
ふるさと会津工人祭りや会津の編み組工芸品展が、悉く中止となりました。
3密から言えば致し方ないことになるでしょう。
奥三島生活工芸館では、従来の趣旨には反するのですが、Instagramを使い通信販売を始めました。
その関係もあり、価格が急騰しました。
残念なことですが、需要と供給の関係から致し方ないのでしょう。
昔は、「冬は好きだ何故なら編み組細工が出来るから。」こんな思いからスタートした三島町の生活工芸運動です。

私の知る小砂焼の藤田製陶所さん、竹芸の八木澤啓造氏、そして埴輪の大塚明氏の言葉が好きです。彼等は生業として家業を継いできました。
売れない時代を乗り越えて家業を伝統を継いできました。
彼等は、ブームに踊らされることはありません。
決して、暴利の価格を設定することはありません。
売れない時代を知っているからです。

サラリーマン化した社会の工人は、自給で価格を決めてきます。
一人力で費やした時間から設定してきます。
その制作物の価値ではありません。
同じことが、職人と作家の違いにもなります。
一時益子では轆轤も引けない者が作家となりました。
作家の商品は職人の倍の価格が付けられるからです。
私には、素人と玄人、職人と作家の違いが同じように映ります。
奥三島で10,000円の物が、東京の老舗のデパートでは数倍の値付けとなります。
付加価値が図られます。
職人として卓越した技術をもなない方が造る工芸品。
これからは、本物だけが残るものと思います。
素人であってもその点を見逃すと「悪貨が良貨を駆逐する。」に嵌ります。
手仕事専科    http://tesigotosenka.com
工房間方菅家藤一 http://tesigotosenka.com/kobomakata.html


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