2017年5月4日木曜日

和美との生活(近況)----vol.1

和美との生活・和美空間のブログをつくって、随分とたちます。
手仕事専科に関係するブログは、営業活動で見たもの感動したもの面白い事象や歴史をご紹介するものでした。
和美との生活は、手仕事専科ポリシーともいえるものです。
その意味では、伝統工芸品の造形美や機能美を生活に見出そうというものです。そして、先達の生活の知恵や美意識をご紹介するものです。
最近は、販路が増えたことから、ブログアップが、少なくなっていましたが、第8期(2017.04.01~2018.03.31)は、精力的にアップすることにしました。

昨年より、考えることがあって、短歌や写真について、学習していましたが、驚きと感動になりました。
それは、言葉の力です。
万葉集に始まる和歌、連歌、そして、近代の短歌です。
俳句も同様でした。
日本人の自然の美しさや抒情的な気持ちを言葉に表現する能力です。
源氏物語や世界に誇れる文学の世界がありますが、この短歌と俳句の世界は、心血を注いで携わることのできる世界なのかと感じています。

和美との生活に伝統工芸品の造形美や生活の知恵を提唱しておりましたが、更に言葉の美を加えることになりました。
なんと日本人の感性は、豊かなのでしょうか。
昨今の世界情勢や政治の世界を覗くと私たち日本人が、戦後に失ったものが、如何に大きいかを知ります。島国の太平の経済的豊かさが、日本人を堕落させたのでしょうか。
未来に負の遺産を残さないといいながら、遣っていることは、如何なものでしょうか。
日本の黄昏が、始まっています。
私たちが自覚する以外には、とめられないでしょう。
私たちの未来や世界を見る目を研ぎ澄まさなければ、ならないように思っています。
和美との生活・和美空間」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。
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2015年9月5日土曜日

生活の中の「リネン」と「緑の色」

こちらの写真は、昨年のギフトショーの展示写真になります。
仕事専科では、たくさんの種類の伝統工芸品の工房を扱っております。
ギフトショーにも、いくつかの工房が参加しておりますので、御挨拶をして参りました。
 
仕事専科では、「和美との生活」を提唱しております。
四季を持つ日本(倭)の人々は、古から、色の移ろいを見てきました。
聴くところでは、日本人の色識別の感性は、3万色と聞きます。
そして、480色もの名称があると言います。
私は、特段すぐれた感性を持っているわけではないのですが、色とデザイン(意匠:形)が好きです。
大伯父も、祖父も、叔父叔母も書が、得意でした。
私は、書は、だめでしたが、こどもの頃から、図画が、得意でした。
仕事専科を始めるに写真撮影やホームページのレイアウト構成は、欠かせないものです。
資金が、潤沢ではありませんので、出来るところは、自分で作らざるを得ません。
そのようなことで、出来の良しあしは関係なく、すべて自分で行うことになりました。
結果的に、ネットショップの先輩からは、特段ご指摘を得ることなく、参りました。
たぶん、視覚的には、良かったのでしょうか。
 
和美との生活」では、日本人の古くからの美的感性を現代生活に取り戻したいと考えています。他には、和を尊ぶ結いの考えです。生き方の知恵です。
生活の中に「自然布」のもつインプレッション(印象)は、癒しであり、侘び寂に繋がります。
そして、緑の花木草です。
緑を見るとひとは、安らぎを得ることが出来ます。
人類の、日本人のDNAです。
いまは、妻との二人住まいです。
いつも、”終活”が、合言葉になるほどですが、新しいものは、入りません。
大切なものだけ、必要なものだけを生活の中に取り入れたいと話しています。
 
ギフトショーの写真から、数枚をご紹介いたします。 
自然布風の布地があることで、
器が引き立ちます。
壁かけの下記に緑の蔓が、
似合います。
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2015年9月4日金曜日

津軽金山焼のこと

最近、我が家のダグーという愛犬が、亡くなりました。
暑い8月26日(水)でしたので、14歳と4ヶ月18日の長命でした。
亡くなった日は、会津若松に手仕事専科の工房を訪ねていた時ですが、妻から’たった今息を引き取った’との連絡が、入りました。
寿命でした。
彼は、まだ目が明かない子犬の時に拾われてきたのですが、4月8日を誕生日にしました。
ワン子のいなくなった生活は、シンプルになります。
朝夕の散歩は、必要なくなりました。
住まいだった玄関先が、きれいになり、彼関係のものは、全部整理されつつあります。
ひさびさに綺麗になりつつある住まいですが、ものがない空間を楽しんでいます。
”終活”が、妻との合言葉ですが、住まいをシンプルにすることは、ある意味では、楽しみになりそうです。

さて、津軽金山焼ですが、いくども金山の地に訪ねています。
その焼締めの色と手触りが、釉薬の焼物と異なり、シンプルです。
備前焼は、素晴らしい焼締めの器ですが、その風合いと似ています。
金山の地は、縄文時代から、その粘土質の土が、焼物に適していたことから、”亀ヶ岡遮光器土偶”が、出土しています。その後は、須江器として、焼物が盛んだったようです。
松宮亮二さんが、金山焼をこの地に興しました。
”土と炎の芸術”です。

我家には、小砂焼金山焼が、同居しています。
全く性格の異なる器ですが、小砂焼は、その金結晶と鉄赤の激しい色から楽しめる器ですが、
金山焼は、静かにしている剣客のようです。
”あるだけ”で、静かな存在感があります。
そして、お料理を盛り付けると五色の料理が、自由に躍動します。
盛り付けを楽しんでいます。
壁灯
ビアカップ(3種)
カレー皿
祭壇
登り窯にしつられている祭壇。
自然の炎がつくる焼き物は、
神様の仕事
になるのかと思います。
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2015年8月1日土曜日

花のしつらえ

先に、季節のしつらえということで、ブログを書きました。
しつらえは、季節に結びつく言葉です。
準備や備えといった意ですが、わたしには賢い言葉に聞こえます。
今日も仕事専科のホームページのメンテナンスです。
津軽には、すぐれた手仕事が、数多くあります。
あけび蔓細工ブナコ津軽こぎん刺し津軽びいどろ飯ずし山菜漬りんご・・・。
手仕事は、自然のものを扱います。
昔から引き継がれてきた仕事ですから、当然にそうなるのでしょうか。
鯵が沢から竜飛岬に続く海岸に七里長浜があります。
かつて、そこの砂を炊き、硝子の浮玉をつくっていました。
それが、津軽びいどろです。
美しい、そして、昔から続く硝子作りの技術を継承しています。
ちょうど、花器のページをつくっていました。
いくつかの花器をご紹介いたします。
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高温で柔らかい硝子を宙空で瞬時に仕上げるフリルの形。
どれ一つとっても同じ形にならない硝子の花びらです。

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移りゆく季節の彩りを空間にしつらえる。
花器は、季節のしつらえとしては、容易で、その硝子器の彩と花の個性とが、愉しい出会いをつくってくれます。
まるで、美しい女性を美しくまとうことで歓びを与えたようにです。
花が歓んでいるように見えませんか。


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2015年7月23日木曜日

季節のしつらえ

季節のしつらえという言葉は、時折耳にする言葉ですが、今日は、津軽びいどろのWeb citeのメンテナンスを行っていましたが、その中に「季節のしつらえ」という言葉が心地好く聞こえてきました。
「しつらえ」とは、準備とか、用意、備えるの意で説明されます。
この言葉から、日本の文化に深くかかわっていることを知ります。
日本の文化は、四季に負うところが、大です。
私たちの色に対する感性は、四季によって、培われたと言います。
一年中同じ景色の色の自然では、いろに対してこれだけの区別する言葉は必要なかったでしょう。
さて、季節のしつらえとして、季節をあらわすいろいろな道具や装飾品があります。
住宅内では、夏と冬では、障子の貼り替えや引き戸の交換があります。
食器にしても夏と冬では、お料理が変わることから、器も自然と変わることになります。
夏には、涼しげな硝子器や磁器が、求められ、冬には、漆器や陶器が求められます。
着るものは、当然です。
衣替えの時期には、いろいろな楽しみが、あります。季節のおしゃれです。
持ち物もそうです。バッグの意匠も季節感があります。
仕事専科の人気商品の一つにあけび蔓細工がありますが、涼しげな涼をさそう初夏から、秋までの時期に人気となります。
私たちは、経済の名のもとにこれらの文化を蔑にしてきました。
元禄時代は、商人の富が、文化を育てました。
しかし、資本主義は、スピードが、異なったのでしょうか。
かつての文化を継承しはぐくむ時間を持たせてはくれなかったように思います。
一方、社会主義や共産主義は、文化を破壊したように思います。
イデオロギーのもとに文化的価値を破壊したといえます。
私の眼には、彼らは、異常増殖する癌細胞のように映ります。
和美との生活では、美とそれを認知する心が、重要です。
季節感をあらわす手仕事を写真で紹介したいと思います。
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2015年7月9日木曜日

甘露山”妙雲寺”の境内

以前に大田原市黒羽にある大雄寺と雲厳寺をたずねたときがありますが、どちらも禅宗のお寺です。先日訪ねた塩原温泉にある”妙雲寺”も禅寺です。
本堂が四角に簡素で大きく作られているのが、特徴なのかと思っていますが、境内も侘び寂の美しさを感じさせる造りです。
庭の造りは、どのような方々が作られたのかは、知りませんが、素晴らしいものです。
仕事専科とは、直接のかかわりはありませんが、美の歴史の魅力では、同じでしょうか。
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2015年1月8日木曜日

防災のためのランズケープ・デザインのこと

きょうは、友人の紹介で遊行茶屋でおこなわれる防災のワークショップに参加してきました。
「海みらい」の大塚ひろ子さんは、タスマニアで24年間日本語教師を務めておられる方ですが、御家族が、先の震災で亡くなられています。
押し付けることなく、防災のためのご提案をなされていました。
また、ランズケープ・デザイナーの廣瀬俊介氏は、東京大学京大学空間情報科学研究センター研究員の方ですが、造園が、専門の方です。地理学的、そして、地質学的な見地から、自然と調和した造園の在り方をご説明されていました。
ひとつの考え方としながらも論理的なそして、古人の知恵ともいえるものを説明されていました。
この度訪ねた遊行茶屋は、芭蕉や西行の有名な遊行柳のところにあります。
芦野地区の地形図をひも解いてみると奈良川による扇状地であることや、花崗岩や砂地など、温暖期や氷河期による浸食など地形図を分かりやすく説明してくれました。
この度の東日本大震災で、三陸海岸で津波の被害があった地区で、かつて、この地よりも下に住居を設けてはならないという話を聞いていましたが、この芦野地区のいくつもの神社の立つところは、山岸であり、決して、扇状地の平坦な土地ではないことが分かります。
かつては、大雨の際に浸水しない高台に造営されたからです。
こられの先人の知恵は、古人の知恵は、語り伝えられたのでしょうか。
きっと、戦後の高度成長期において、利益優先の土地神話から、それらの貴重な知恵は、片隅に追いやられてしまったのかと思います。
手仕事専科では、「和美との生活」を提唱しています。
コミュニティの中にある古人の知恵を見直すことを提唱しています。
知恵であり、生き方です。
今日は、廣瀬氏のお話から、改めて防災における古人の知恵を思い知りました。
ハードは、必要ですが、ソフト(災害を避ける知恵)との融合が必要です。
ゼネコンや政治家による利益誘導の目先の政策ではなく、100年の計をたてるべきだと思います。
その際の決定には、古人の先人の知恵に想いを馳せるべきだと思います。
2011.03.11以来、私たちは、国家の政策の嘘を見てきました。
利益誘導の構図が、いかに愚かだったかを知りました。
古人の知恵に学び、私たちの選択に責任を持つ必要があります。

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