2018年5月10日木曜日

戦闘服(コンバットスーツ)--正装の燕尾服

昨日は、趣味の社交ダンスの練習日でした。
イメージになりますが、「美しい踊り」を求めて、それに「もう一歩!」のところまで来ました。
どうしたら美しく踊れるかを考えていて、こんなことを想いました。
私の求めた燕尾服です。
コンバットスーツ「戦闘服」です。
ダンスは、「コンバットスーツ」の「着こなし」をイメージすることだ!」ということです。
我流の「悟り」です。
「コンバットスーツ」即ち「戦闘服」です。
社交ダンスは、スタンダードですが、それを踊るには、男子の正装が「燕尾服」、女性は「ドレス」になります。
「燕尾服」が「戦闘服(コンバットスーツ)」です。
その着こなし方が、「ダンスの美しい踊り」方になります。
十数年前に社交ダンスを始めて、つい最近までそのようなことは、微塵だに考えたこともありませんでした。
団体レッスンのステップを覚えることに5年を費やし、その後数年は、これで良いやと過ごしていましたが、ある時美しいプロの踊りを見て、「美しいダンスを踊りたい」と目覚めて4年が、経過しました。あわせて十数年になります。

「姿勢がいかに大切」かを知らずに時を費やしました。
先生は、ご指摘していたと思いますが、私には、何のことか分かりませんでした。
呆れます。

私の「美しく踊る」趣味のダンスですが、もう少しで適うでしょうか。
それとも適った時が、新しいダンス(別次元)の入口になるのでしょうか。
「コンバットスーツ(戦闘服)」を着て戦う時は、すぐ目の前に来ています。
戦闘服を最大限に活かす着こなし方を身に着けたいと思います。

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2018年4月16日月曜日

海を渡る桑ぐい呑み--最後の商品(廃業)

㈱とぴい企画は、平成10年4月8日の創業です。
伝統工芸品、民芸品、そして、伝統食品の通販を目的にwebcitye「下野・会津・津軽 手仕事専科」をつくりました。
justsystemsのホームページビルダーをつかい、4月22日にwebciteとして、アップいたしました。
「私にも写せますならぬ、作れます!」でした。
無謀!の一言です。

今では、年商も数千万円に届き、ひとり企業ですが、さらに高みを目指して楽しんでいます。
美しいものに触れ関われる悦びです。
昨日、ダンスの宿おおるりの支配人と話となりました。
私のwebcite「手仕事専科」の実績を聞いて、関心を持たれたようです。
「仕事は、順調にいっていますか?」
彼は、如才ない素晴らしいホテルマンです。
世界40か国を訪ねて、それぞれの国の文化や工芸品などに関心があり、ソビエトや中近東、中国を何度も訪ねたといいます。
大変な費用がかかったでしょうが、好きなことに学術交々の情報を得るための投資だといいました。
「webcite」は、コンテンツが、命です。
伝統工芸品は、背景にある歴史や文化、民族の拘りなどがあるといいます。
その魅力に興味があったといいます。
支配人と話をしていて、嘗てインドの友人が、「webciteは、物を売るんではないよ、文化を売るんだよ」と言ってくれたのを思い出しました。
私のwebcite「手仕事専科」は、その商品が生まれた歴史と文化を伝えることだと言えます。

桑のぐい呑み
桑の木の轆轤挽きは、関東では、
こちらだけです。
今朝は、悲しいことがありました。
ある懇意な工房から、取引をやめたいとの連絡が入り、了解しました。
私の御取引は、嘗て若かりし頃に知り合った職人さんたちです。
当時は、私も30代、彼らも40代でした。
元気なそして、それなりに確りとこだわりの素晴らしい商品を作っていました。
物の後ろには、庶民の生活があるからです。
「清く貧しく美しく生きた人々」です。
栃木県立郷土資料館館長(博物館学芸部長)の尾島利雄先生の感化もありました。
伝統工芸品、民芸品の意義を理解していました。
しかし、それから、40年近くが過ぎ、彼らも70代です。
私のwebcite「手仕事専科」でも人気の工房でしたが、数えると片手以上の工房が、御取引が出来なくなりました。
一番の理由は、後継者がいないことです。
息子さんは、家業を継ぎません。
他に勤めています。
(稼業で食べられなければ、当然です。)
息子から、「廃業」を勧められます。
昨日の工房は、日光市今市の桑の木工轆轤挽きです。
栃木県認定の伝統工藝師です。
ちょうど、海外へのお土産でご購入いただき、商品を受け取ったばかりでした。
素晴らしい商品がいくつも店頭に並んでいましたが、もう売れないのでしょう。
残念です。

私の知る限り、(日本の)職人さんは、作ることに長けていますが、職人です。
作家ではありません。
黙々と伝統的な商品を作り続けています。
変わり身の苦手な人々です。
小売店から、いくつかの商品の御提案や県機関から開発等の支援もいただいていますが、現代生活の要望や需要に応えられません。
近代的な洋風生活・新しい流れには、応えられません。

かたや、「ニトリ」というすばらしいショップがあります。
その価格とデザインが素晴らしく日本の伝統工藝の比ではありません。
その意匠は、計算し尽くされています。
日本の伝統工藝で培われたデザインです。
それを大量に安価に違う素材で海外でつくります。
伝統工芸の商品と比較すると
価格力と現代生活にマッチしたデザイン力が、際立っています。
しかし、その寿命や素材の違いから、長年伝統的に使い込まれる類の物ではありません。
お客様が経済力がない若い頃に耐えられれば、良いのです。

私の唱える「和美との生活」は、これらの社会の流れの中で、なす術を知りません。
下野をはじめ会津や津軽の伝統工芸には、素晴らしいものがたくさん残っています。
しかし、それらに残された道はないようです。
手仕事専科」は、ニッチのwebciteです。
私は、少しでもその商品の良さを伝え、現代生活にあう商品を提供して行くことが、仕事です。
人は、心があります。パンのみにて生きるのではありません。

和美との生活」を提唱して行きます。

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2018年4月5日木曜日

「一期一会」--書とダンスの極意

今日は、私の趣味の書道塾の日でした。
月に3~4回の教室があり、約1時間ほど、指導を受けています。
昨年の4月からのスタートでしたので、丁度1年が経過したことになります。
今習っているのは、智栄の千字文から、楷書と行書です。
一年が経過するというのにまだまだ分かりません。
スタート時よりは、随分と上達したと思いますが、知れば知るほどに筆遣いの難しさが壁となっています。
川上鳴石先生は、栃木県でも有名な先生ですが、雲の上の方です。
その先生でさえも難しいと言います。
社交ダンスを始めた頃の
スナップです。
ダンスのダの字も知らなかった頃です。
いつも思うのは、書の学びと社交ダンスの学びは、同じだということです。
書の基本は、筆の起筆と送筆、終(収)筆です。
書の側、勒、怒、趯、策、掠、啄、磔ですが、それは、ダンスの、フィガー、ライズとロワー、音の取り方と同じです。
そして、ダンスの姿勢は、書の鉄柱や背勢と向勢です。
ダンスのスウェイは、書の背勢の美しさです。
ダンスでは、ムーブメントの流れをつくるには、ヘッドウェイトが、重要ですが、書も同じです。
美しい流れる様な筆は、溜と払いになります。
言葉で説明することは、書やダンスを嗜む方でないと分かり難いでしょうか。
その面白さ楽しさも。
私には、ダンスも書も自己満足です。
美しいダンスを踊りたい、それは、美しい書を書きたい欲求と同じです。

今日は、先生に「どうしたら上手くなりますか。」と単純な問いかけをしました。
以前にも同じことを訪ねましたが、先生の師が、30代の頃に「努力と頑張りは、違う」と応えています。
頑張りは、練習の書を何枚書いたかだけれども、努力は、どうしたら手本の文字に近づけるか、一字一字に工夫と勉強を重ねることだといいます。
白紙の半紙に向かうたびに「一期一会」の気持で書くことだといいます。
作業的に枚数を書くのではなく、一字一字を考えながら、集中して書くのとは、自ずとことなります。ダンスの一期一会も同じです。
運動として時間を踊るのと音楽の1小節ずつに音の取り方、リズム、流れ、相手との美しい動きを意識して踊るのとでは、異なります。

今日の先生との会話から、「一期一会」を思いました。

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2018年3月19日月曜日

ダンスの歓び--第36回栃木県ダンススポーツ競技会

昨日は、趣味のダンスの練習日でした。
しかし、前日に仲間から聞いた話から、競技会ダンス栃木県知事杯を観ることにしました。
競技会は、4、5年前に見た限りですので、久しぶりです。
今、中学生で五月女光政・睿佳組という素晴らしいカップルがいて、競技会アマチュアA級のクラスに出場するというのです。
戦績
2016年 20位 ジャーマンオープン 
     ・ジャーマンオープンで決勝に行く。ジュニア全部1位を取る。
2016年 1位 三笠宮杯 ジュニア
2015年 1位 台北オープン
2016年 1位 群馬オールジャパン
2016年 1位 静岡グランプリ ジュニアラテン
2017年 1位 スロベキアオープンチャンピオンシップ
五月女光政・睿佳組
この日は、ラテンA級 優勝
スタンダードA級 優勝
第36回知事杯 両部門優勝。
2017スロベニアオープン(WDSF)優勝
五月女光政・睿佳組

12時頃に会場について、それから延々6時間も観続けてしまいました。
というのは、スタンダードA級戦やB級戦に、私の知っているペアが、5、6組も出ていました。同じ練習所で私の先生に同じく習っている方々です。
彼らの競技ダンスを観たことが無かったので、ついつい観覧席の最前列で応援してしまいました。
他にもよくダンス会場で見かけるペアが、何組もいました。
最終的に何組かが決勝に残っていましたが、いづれも真面目に練習しているペアでした。
傍から見ていると彼らの特徴がよく分かりました。
また、自分のダンスレベルもです。
少し自信を持ちました。
1回戦では、各級も選手の優劣はピンキリです。
当然、級に成りたてペアも昇級間近のペアも混在しているからです。
決勝戦になると基本6チームで競うのですが、さすがにすばらしいペアが残っていました。
久々に美しいダンスを目にして目の保養になりました。

知事杯を制した五月女光政・五月女睿佳組ですが、ダンス歴4年と紹介されていました。
中学3年生と1年生の兄妹です。
しかし、習われている先生が、超一流の方々(海外の先生)なのかと思います。
踊り(方)が違う。
従来のBPやUKの踊りのなかでも若い選手の踊り方(方向性)なのかと思います。
それでも基本は、同じです。
「姿勢(背中・軸・ネック)」、「音の取り方」、「流」の三つの基本が素晴らしい踊りでした。
その中でも「美しい姿勢」は、基本中の基本です。
美しくない姿勢でいくら難しいステップをしても動いても醜いだけです。
基本の大切さを感じました。

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2018年2月5日月曜日

春の装い

今回は、春の装いとして、あけび蔓細工[細目こだし編み手篭」をご紹介します。
毎年、2月3月になると手仕事専科宮本工芸のページから、あけび蔓細工手篭の御注文が始まります。昨年は、丸型のこだし編み手篭が、人気でした。
和ブームの影響でした。
和ブームも少し踊り場を迎えたようですが、あけび蔓手篭は、季節ものです。
春から初夏が旬です。
そして、夏、秋と続きます。
自然の素材から編上げる物ですので、衣装とのコーディネイトが、必要です。
着ているものもラフな、ジーンズであったり、少しお洒落なシックな装いであったり、履物であったりと装いは、いろいろです。
ワンポイントによって、あけび蔓細工がいきるからです。
茶系の手篭ですが、持ち手に色物のハンカチを巻くことで別の色にも馴染みます。

手仕事専科では、宮本工芸のあけび蔓手篭を勧めています。
あけび蔓かやまぶどう皮かによって、製作時間は異なりますが、やまぶどう皮は、数年先になります。
あけび蔓手篭は、1カ月~数か月、半年、数年先までになります。
あけび蔓は、数mの長さの地べたを這う蔓です。
毎年収穫しても次の年に生えてきますので、乱獲もそれほど心配はありません。
※その点、やまぶどう皮は、乱獲は、絶対にご法度です。それで数年先の納期になります。
根元の方は太く先の方が細くなります。
根元の部分は、ホラ編みに。先の細い部分は、小松編みや平編みにつかいます。
また、色味ですが、自然の物ですので、斑点や汚れがあったりしますので、きれいな色味のあけび蔓は、重宝です。それでも、数年たつと自然の変色してしまうために違いはなくなります。

制作時間は、同じなのですが、人気によって、御注文が多い手籠は、1年~数年先になります。
細目こだし編みが、その人気の手篭です。
大サイズになると筋の良い長いあけび蔓が、揃いにくいことから、数年先になります。
春の装いとして、お奨めは、ホラ編みや小松編み平編みの手篭です。
在庫有り手篭ですが、なくとも1カ月(~数カ月)もあれば、お届けが可能です。
ぜひ、今年の装いにご愛用下さい。
次の種類が現在庫有りです。
妻胴張ホラ編み(小)
妻胴張ホラ編みリング手
・薄型ホラ編みリング手(中・小)
小判ホラ編み(中)
細目こだし編み9寸(1点のみ)
・細目こだし編バッグ9寸
¥25,000  横27cm×巾10cm×高22cm
 材 あけび蔓
 ■商品コード T-15008■

注文(メール)
細目こだし編みの制作風景
彼が、第一人者です。
須藤さん。
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2018年1月8日月曜日

旅への郷愁

 先日、図書館から一冊の図書を借りてきました。
「世界の作家が愛した風景」発行元バイインターナショナル。
----あの作家は、どこでどんなふうな風景を見たのだろう?
本書では、世界の著名な作家、紀行作家の著した小説や紀行文、エッセイなどの登場する、作家が愛した、もしくはゆかりのある世界各地の美しい風景を、思わず行ってみたくなる綺麗な写真で紹介します。----
このような、紹介がありました。
写真集は、その画像の美しさを見る楽しみがあります。
そのようなことから、借りてきました。

著名な作家は、若かりし頃にふれた書物や学生時代に聞き知った作家でした。
風景写真をめくるたびに若かりし頃にもどりました。
懐かしい生活や思い出が沸き起こってきました。
そして、それらの美しい異国の風景が、自分の2年間の世界旅行の風景と重なりました。
24歳のときです。
そのときの何の恐れも知らない若さが思い起こされます。
今想うと、愛おしい自分です。

私の知人に癌から治癒した者がいます。
しかし、その癌は再発の可能性が高く、5年の延命率が少ない癌です。
彼は、ひとり旅にでます。
旅を楽しんでいます。
しかし、その想いは、健常者の旅の楽しみとは、異なるようです。
うつくしい風景に向き合いながら、自分自身と向き合っているのだろうと思います。
私も同じです。
悪性癌になり、治療から1年と数か月が過ぎます。
再発率は、低く、元気だった頃の体力に戻りつつあります。
彼の心境が、分かるようになりました。
写真を見ていると無性に旅にでたくなりました。

西行や芭蕉など歴史上には、俗世を離れて、旅に出た方々が、多くいます。
日本人に限らず詫び寂びの世界は、生死の無常感があるように思います。
死を目前にして、自分自身と向き合うことが、詫びの世界に導くことになるのかと。
「旅への郷愁」。
それが、今の私の心境です。
若かりし頃の旅のスケッチをご紹介します。

01.11.1974
Toledo
07.08.1974
Bleiswuk
05.09.1974 スコットランド
CopelCurig
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2018年1月5日金曜日

書--美の感性

昨日は、私の書道の塾の日でした。
月に3日ほどの塾通いです。
昨年の4月からのスタートですので、9カ月が過ぎたことになります。
上達度は、富士山のすそ野を歩いているようで、まだ、何も見えません。
視界ゼロ。
山頂への道は、少し分かってきました。
書は、篆書、隷書、草書、行書、楷書・かなと字体が、わかれますが、私は、まず、楷書に入りました。
ブログで、美しい文章をかくために和歌・俳句に関心を持ち、それらの本を読んでいるうちに美しいかな(古筆)に出会いました。
そして、「かな」を書けるようになりたいと思ったからです。
藤原俊成書
顕広切
藤原俊成(1114~1204)が書いた古今集は顕広切のほか、
御家切(おいえぎれ)・昭和切・御物本古今集・了佐切(りょうさぎれ)の
5種類が現存するが、
そのうち最も若いころに書かれたものである。
俊成は54歳まで顕広と名のっており、
そのころに書かれたので顕広切と呼ばれる。

昨日は、習い終わって先生との雑談になりました。
私は、「藤原俊成のかなが好きです。」と話しましたが、先生は、「好みであり、また、やっているうちに変る。」とも言いました。
それは、目が肥えるか、それとも、単なる好みの変化なのか。
先生は、「中国の書(漢字)から、どうして、このような美しい’かな’文字が生まれたのでしょうね。」と感嘆していました。
日本人の色や形、言葉に対する感性は、優れたものです。
私たちの祖先は、長い年月を経て大陸からやってきたのでしょうが、縄文人がおり、弥生人に変り、現代に続きます。

私たちは、筆を持たなくなって、随分となります。
江戸時代、明治、大正、・・・と筆は、主要なものでした。
しかし、今では、もつ機会が少なくなりました。
この後、書の美しさを愛でる、書の美しさがわかる感性(審美眼)は、衰えてしまうように思います。
「味は、三代」の言葉があります。
味覚は、3歳から9歳の間に決定づけられるといいます。
その時の味覚が、その後の味覚の基になります。
調理人の味覚は、その後に経験をいかに経ようとも成長することはありません。
包丁さばきは、数年、盛付も8年もあれば、習得できます。
しかし、味覚は、子どものときに身につき生涯変わらないといいます。

言葉や、美の感性(審美眼)は、普段生活の中で、培われる物かと思います。
手仕事専科では、「和美との生活」を提唱しています。
それは、「私が、美しいものを好きだ。」ということが、スタートです。
美しいもの、「美の世界」を知ることから、発展してきたからです。
那須の田舎育ちで、なんら美に囲まれていたわけではありませんが、好きでした。
那須という自然が、そうだったのでしょうか。
私は、先祖のDNAだろうと思っています。
祖父も叔父も書が、優れていました。
絵も上手かったといいます。
五代前に富山県砺波地方から、移住してきたご先祖は、そのような血を持っていたのだろうと思います。
確信します。

美に対する感性は、育てて行くことが大切に思います。
美術館であり、生活の中にそれらの物を愛で、培ってゆくことが術になるでしょう。
自然の四季の移りやそれを愛でる行楽、文化に親しむ行事など大切に継承して行くことが、重要です。
かつて、フランスでは、マクドナルドが出店する際に反対運動がおこりました。
それは、フランスの文化にアメリカの文化(ファーストフードの食文化)が、そぐわないと思ったからです。 
日本では、なし崩し的にすべてのものが、敗戦をきっかけに雪崩れ込みました。
そして、旧来からの文化も主体性も破壊し尽くされました。
戦後70年が過ぎて、アメリカ(西欧の文化)の力に蹂躙され、家畜化されていても何ら気づくことはありません。
悲しいながら、混沌としているイスラム国の方が、まだ、主体性を保っているように思います。
和美との生活」は、歴史とそして、現実を知ることからスタートします。
私たちのもつ伝統と文化を未来につなげて行きたいと思います。
その母艦が、手仕事専科です。

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