2020年8月22日土曜日

マタタビの米研ぎ笊-工房間方Vol001

コロナ禍から、いずこも大変ですが、ここ奥三島生活工芸館でも影響を受けています。
ふるさと会津工人祭りや会津の編み組工芸品展が、悉く中止となりました。
3密から言えば致し方ないことになるでしょう。
奥三島生活工芸館では、従来の趣旨には反するのですが、Instagramを使い通信販売を始めました。
その関係もあり、価格が急騰しました。
残念なことですが、需要と供給の関係から致し方ないのでしょう。
昔は、「冬は好きだ何故なら編み組細工が出来るから。」こんな思いからスタートした三島町の生活工芸運動です。

私の知る小砂焼の藤田製陶所さん、竹芸の八木澤啓造氏、そして埴輪の大塚明氏の言葉が好きです。彼等は生業として家業を継いできました。
売れない時代を乗り越えて家業を伝統を継いできました。
彼等は、ブームに踊らされることはありません。
決して、暴利の価格を設定することはありません。
売れない時代を知っているからです。

サラリーマン化した社会の工人は、自給で価格を決めてきます。
一人力で費やした時間から設定してきます。
その制作物の価値ではありません。
同じことが、職人と作家の違いにもなります。
一時益子では轆轤も引けない者が作家となりました。
作家の商品は職人の倍の価格が付けられるからです。
私には、素人と玄人、職人と作家の違いが同じように映ります。
奥三島で10,000円の物が、東京の老舗のデパートでは数倍の値付けとなります。
付加価値が図られます。
職人として卓越した技術をもなない方が造る工芸品。
これからは、本物だけが残るものと思います。
素人であってもその点を見逃すと「悪貨が良貨を駆逐する。」に嵌ります。
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工房間方菅家藤一 http://tesigotosenka.com/kobomakata.html


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