2018年4月5日木曜日

「一期一会」--書とダンスの極意

今日は、私の趣味の書道塾の日でした。
月に3~4回の教室があり、約1時間ほど、指導を受けています。
昨年の4月からのスタートでしたので、丁度1年が経過したことになります。
今習っているのは、智栄の千字文から、楷書と行書です。
一年が経過するというのにまだまだ分かりません。
スタート時よりは、随分と上達したと思いますが、知れば知るほどに筆遣いの難しさが壁となっています。
川上鳴石先生は、栃木県でも有名な先生ですが、雲の上の方です。
その先生でさえも難しいと言います。
社交ダンスを始めた頃の
スナップです。
ダンスのダの字も知らなかった頃です。
いつも思うのは、書の学びと社交ダンスの学びは、同じだということです。
書の基本は、筆の起筆と送筆、終(収)筆です。
書の側、勒、怒、趯、策、掠、啄、磔ですが、それは、ダンスの、フィガー、ライズとロワー、音の取り方と同じです。
そして、ダンスの姿勢は、書の鉄柱や背勢と向勢です。
ダンスのスウェイは、書の背勢の美しさです。
ダンスでは、ムーブメントの流れをつくるには、ヘッドウェイトが、重要ですが、書も同じです。
美しい流れる様な筆は、溜と払いになります。
言葉で説明することは、書やダンスを嗜む方でないと分かり難いでしょうか。
その面白さ楽しさも。
私には、ダンスも書も自己満足です。
美しいダンスを踊りたい、それは、美しい書を書きたい欲求と同じです。

今日は、先生に「どうしたら上手くなりますか。」と単純な問いかけをしました。
以前にも同じことを訪ねましたが、先生の師が、30代の頃に「努力と頑張りは、違う」と応えています。
頑張りは、練習の書を何枚書いたかだけれども、努力は、どうしたら手本の文字に近づけるか、一字一字に工夫と勉強を重ねることだといいます。
白紙の半紙に向かうたびに「一期一会」の気持で書くことだといいます。
作業的に枚数を書くのではなく、一字一字を考えながら、集中して書くのとは、自ずとことなります。ダンスの一期一会も同じです。
運動として時間を踊るのと音楽の1小節ずつに音の取り方、リズム、流れ、相手との美しい動きを意識して踊るのとでは、異なります。

今日の先生との会話から、「一期一会」を思いました。

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