2015年1月8日木曜日

防災のためのランズケープ・デザインのこと

今日は、友人の紹介で遊行茶屋でおこなわれる防災のワークショップに参加してきました。
「海みらい」の大塚ひろ子さんは、タスマニアで24年間日本語教師を務めておられる方ですが、御家族が、先の震災で亡くなられています。
押し付けることなく、防災のためのご提案をなされていました。
また、ランズケープ・デザイナーの廣瀬俊介氏は、東京大学京都大学空間情報科学研究センター研究員の方ですが、造園が、専門の方です。地理学的、そして、地質学的な見地から、自然と調和した造園の在り方をご説明されていました。
ひとつの考え方としながらも論理的なそして、古人の知恵ともいえるものを説明されていました。

この度訪ねた遊行茶屋は、芭蕉や西行の有名な遊行柳のところにあります。
芦野地区の地形図をひも解いてみると奈良川による扇状地であることや、花崗岩や砂地など、温暖期や氷河期による浸食など地形図を分かりやすく説明してくれました。
この度の東日本大震災で、三陸海岸で津波の被害があった地区で、かつて、この地よりも下に住居を設けてはならないという話を聞いていましたが、この芦野地区のいくつもの神社の立つところは、山岸であり、決して、扇状地の平坦な土地ではないことが分かります。
かつては、大雨の際に浸水しない高台に造営されたからです。
こられの先人の知恵は、古人の知恵は、語り伝えられたのでしょうか。
きっと、戦後の高度成長期において、利益優先の土地神話から、それらの貴重な知恵は、片隅に追いやられてしまったのかと思います。

手仕事専科では、「和美との生活」を提唱しています。
コミュニティの中にある古人の知恵を見直すことを提唱しています。
知恵であり、生き方です。
今日は、廣瀬氏のお話から、改めて防災における古人の知恵を思い知りました。
ハードは、必要ですが、ソフト(災害を避ける知恵)との融合が必要です。
ゼネコンや政治家による利益誘導の目先の政策ではなく、100年の計をたてるべきだと思います。
その際の決定には、古人の先人の知恵に想いを馳せるべきだと思います。
2011.03.11以来、私たちは、国家の政策の嘘を見てきました。
利益誘導の構図が、いかに愚かだったかを知りました。
古人の知恵に学び、私たちの選択に責任を持つ必要があります。

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