2011年4月30日土曜日

茶陶「八染窯」の和田厚さんを訪ねて

 昨日は、益子の春の陶器市でしたが、その帰りに久しぶりに「八染窯」に和田厚さんを訪ねました。実は、今回の大震災で益子焼の多くの工房や小砂焼藤田製陶所さんもおなじく被害を受けておられましたが、那須町にある和田さんの工房でも大変な被害に遭われていました。大変に残念なことですが、ページ上の幾つかの作品は、壊れていましたが、さらにガス窯や蓄えてある釉薬が、被害を受けたといいます。 
 
 益子の春の陶器市のことや「美」「目利き」等について、お話を伺いましたが、御友人の奈良の辻村さんの作品を例に出されて、お話しいただきました。彼が、ビートタケシとの対談で、「評価は、重要ではあるが、自分が納得した作品であるかどうかが、より重要だ」と話していたが、自分も同じ意見だと仰っておられました。個々人の感性から、作品を作る訳ですが、また、それを見る人もそれぞれの感性を持ち合わせており、一致したところで両者が楽しめば良いのかもしれません。

 目利きというと一般的な評価との合致が、重要と思われます。美学という範疇でしょうか。私が益子焼の共販センターや益子焼しのはらでたくさんの作品を拝見いたしますが、自分自身の美に合致した作品は、少ないでしょうか。当然同じ土の量を使い作られた珈琲碗ですが、美の観点からは、雲泥の差となります。作り手の工法による手間暇の差も幾分はあるのでしょうが、形が、色の配分・バランスが美に値するのかどうかでしょう。

 伝統的な工芸品を対象に「下野・会津・津軽 手仕事専科」を立ち上げ「和美との生活」を提唱しておりますが、和美の対象は、伝統的工芸品も現代作品も一括して手仕事からとしています。陶器という雑器の類は、生活の中で好ましい形であり、色であり、機能性であることが求められます。同じように布、絵画、木工品も同様と思います。美的なものを生活の中に用いることをテーマとして、対象は、「美的なもの」と言えるでしょうか。
 和田さんとの話から、まだまだ、結論には到達し得ないのですが、「美学」の重要さを認識する必要があるでしょうか。
益子焼 神谷正一
・コーヒー碗・皿流紋  ¥5,900
 カップ径85mm×高75mm
 皿径150mm×高30mm
 ■商品コード S-0701023■
益子焼 神谷正一
・鉢 面取半梅文  ¥15,900
 サイズ 径210mm×高70mm
 ■商品コード S-0701052■
 

太郎工房(taro-kobo)
・マグカップ(ブルー/青磁)  ¥2,570
 Φ7.5cm×h8.5cm
 ■商品コード O-0502007■
 
・丸皿(ブルー/青磁)     ¥1,930
 Φ15cm×h2cm
 ■商品コード O-0502010■

創作工房 あくつ
・マグカップ(4種) ¥2,060
  Φ9cm×h9.5cm
 ■商品コード O-0501014~17■

会津本郷焼 鳳山窯
・彩色鉄仙マグカップ  ¥4,200
 径9cm×高10cm
 ■商品コードA-07008■ 

益子焼  宇田川勉 作
・急須(小)    ¥5,500
 口径5cm×横9cm×h8cm
 ■商品コード O-0505009■

八染窯 和田厚 作
・粉引耳付花入 ¥120,000
 径105mm×高255mm
 ■商品コードS-22009■
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2011年4月15日金曜日

新’和美との生活’について

 この一カ月は、毎日が原発のニュースと時折おこるM6前後の余震とで、気持ちの休まる時がなかったように思います。今朝の新聞に宮沢賢治の’雨ニモマケズ 風ニモマケズ’の詩が載っていましたが、私たちは、このような気持ちでこれからの時間を過ごしてゆくようなのかと思います。

 4月4日のBS番組で「能登、輪島の特集があり、’和美めぐり’の言葉が見つかりました。番組自体を見ることはできなかったのですが、紹介文を見ると私の「新’和美との生活’」と同じ意味の言葉でした。

 「下野・会津・津軽 手仕事専科」では、「新’和美との生活’」を提唱しています。このブログでは、その意図から「和美との生活・和美空間」のブログとしております。
 この度のホームページを立ち上げてからは、和美の概念に進化ともいえるあたらしい考え方が、その都度加わってきました。当初は、①伝統工芸品を対象にしておりました。次には、②現代の作家によるあたらしいデザインも対象としました。そして、③音の美ということで音楽も欠かせない対象と考えるようになりました。また、最近では、④生き方、生活の仕方の時間も対象となっています。
 美しい和美を生活に活かしてゆくという事は、生活の価値観は当然ですが、それに親しむ愛でるゆっくりとした時間が、伴います。効率的に左脳的な生活様式には、生まれえない時間観念です。右脳的な価値、観念が必要となるでしょう。

 いぜんから感じていたことにアメリカ企業に代表されるグローバリズムによる経済至上主義は、人々を幸せにできるのかという事でした。従来の価値観から経済的にビジネスで勝つことが、最優先されます。富むものと貧しいものとが、一緒に住む地球号では、’調和’が求めらるはずです。中国による所得格差の歪は、近未来に大地震のように一気に是正される時が必ずくるでしょう。
 我々は、幸せに生きることが、大切であって、幸せ=(イコール)経済(金の量)では、ないと思います。貧しいことは、良いことではありませんが、幸せの尺度は、異なります。幸せは、考え方によります。より心豊かな生活を「調和ある経済と生活の考え方」に求めるべきでしょうか。

 人類の英知は、経済の発展とその調和を生み出すべきです。
新’和美との生活’は、心豊かにする美しいもの、音楽、時間、考え方をともなったものです。
写真は、過去の写真からご紹介いたします。

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