2011年1月25日火曜日

旧白洲邸「武相荘」をたずねて2011.01.23

 今日は、知人の大成佐恵子さんからお薦めの町田市にある「武相荘」をゆっくりと時間をかけて、伺いました。NHK番組の「その時歴史は動いた」(第248回マッカーサーを叱った男~白洲次郎・戦後復興への挑戦~)を見ておりましたが、白洲次郎・正子お二人の人柄や時代の中でそれぞれに生き抜かれたことを知っておりました。私の興味は、白洲次郎氏の時代の中でプリンシパル(原理原則)を持って、生きられたこともそうですが、白洲正子さんの「美の追求」により強い興味を持っていました。日本の伝統芸能である「能」と「骨董」に対する見識は、並はずれており、小林秀雄や青山二郎と親交を持たれていました。私の主張する「下野・会津・津軽 手仕事専科」の「和美との生活」「和美空間」にとって、ひとつの指針となると思われたからです。

 残念ながら、武相荘の室内の写真は、撮影できなかったのですが、庭園の風景は写真に納めることができました。室内は、新潮社とんぼの本「白洲正子”ほんもの”の生活」に写真と説明が載っており、そちらを求めてまいりました。
 庭園風景は、自然豊かに整理されており、日本庭園のような佇まいではありませんが、風情がありとても自然で美しいものでした。

 また、室内は、白洲次郎氏の好みでしょうか、板張りの農家屋が住みやすく工夫されて床暖房や美しい空間になっていました。私の住まいについて「和美空間」を実際に作っていこうと考えておりますが、手づくりでもその「美的感覚」を活かすことができるという意味で ひじょうに参考となりました。天平時代の木彫の女神や骨董の器や建具が、素朴ではあるが美を備えており、白洲ご夫妻の美意識を感じました。私の「O・B・M Handcraft」にとっても参考となりました。骨董の持つ力というものを再認識いたしました。現代の伝統工芸品が脆弱で創意工夫を必要としているかも、優れた骨董を通して感じることができます。残念ながらシステムの違いという事があるのでしょうが、現代の伝統工芸品は、その美しさや仕上がり、機能性で最盛期の骨董品に負けてしまうでしょうか。デザインと機能性に勝る新しい「O・B・M Handcraft」に賭けたいと思います。
 画像から旧白洲邸「武相荘」をご覧ください。

施  設  名  旧白洲邸武相荘
ご  住  所  〒195-0053 東京都町田市能ケ谷7丁目3番7号
電話番号  Tel.042-735-5732
開館時間  am10:00~pm5:00(入館は4:30まで)
休  館  日  毎週月・火曜日(祝日・振替休日は開館)
入 場  料       1,000円
        *小学生以下のご入館はご遠慮ください。

●画像をクリックすると拡大します。

武相荘の入り口。すこし小高い丘にありました。
竹林が斜め下に群生しており、その斜面に
母屋と作業小屋、ギャラリーがつくられてありました。

受付とショップの建物から、奥の母屋を覗きます。
ショップの二回は、ビデオが放映されていました。
「第248回その時歴史は動いた」が45分間の区切りで
放映されていました。
白洲次郎氏の生き様が、分かります。
「風の男」と言われるように「通商産業省」を立ち上げて
忽然と風のように政治の世界から、離れた人物です。
白洲次郎が、イギリスに学んだ6年間に購入した
ベントレーです。
数々のレースに出て、優勝したと言われています。

新聞入れの臼

手洗いの水受け。椿の花が活けれられていました。


木々のざわめきが誘う散策路「鈴鹿峠」の道標

母屋の遠景
石畳が風情を醸し出しています。
また、萱屋根が、きれいに刈り込まれていました。

武相荘は、春夏秋冬で室内の調度品を整えて
ご覧いただいています。今回は、冬の佇まいを展示されていました。

武相荘 冬
「和美との生活・和美空間」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。
株式会社とぴい企画
080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp
手仕事専科のブログ ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■下野・会津・津軽の四季風景

2011年1月13日木曜日

手仕事専科の商品撮影

 今回、「和美との生活・和美空間」のブログを立ち上げました。私のネットショップ「下野・会津・津軽 手仕事専科」に関係する4番目のブログとなります。このブログは、実際に生活の中で使われている手仕事品の美的空間を写真にて紹介するものです。
  
 「手仕事専科のブログ」は、伝統的手仕事や現代アート・クラフトに関わる方々の工房を訪ね、「手仕事」への想いをブログにして行き、また、「下野・会津・津軽の四季風景」は、それぞれの手仕事の取材のおりに職人の方々が生活する下野や会津、津軽地方の「自然の四季風景」を写真にてご紹介しています。「下野・会津・津軽の歴史街道」は、それぞれの手仕事の歴史背景を史跡や建造物、人物をたずねてご紹介いたします。

 今日も生活の中から消えつつある工芸品・民芸品について、民芸品ショップの店主と語らいましたが、「和美空間」の価値観が失われつつあることや生活のスピードが、速くなっていることなど、また、海外からの品質の高い工芸品が逆輸入されていることなど諸々の事象がそれらの要因となっています。これらの課題を「和美との生活・和美空間」として、問いかけてゆきたいと思います。

 今回は、ホームページにアップするために、ホテルビューパレス那須温泉山水閣回を使い手仕事品を撮影いたしました。それらのイメージ写真を紹介いたします。
●画像をクリックすると拡大します。
縄文根来塗 一汁三菜   ¥31,500 
径13.3cm×高12.5cm
 ■商品コード A-01066■

 紅布着 ランチョンマット(中)¥9,450
横42.7cm×縦28.4cm×高1.3cm
■商品コード A-01059■

漆器工房「鈴武」
■布着ラーメン鉢・木杓子
紅布着 ラーメン鉢(大) ¥10,500 
径21cm×高8cm
■商品コード A-01044■

漆器工房「鈴武」
コーヒー碗・ミルク入・卓布
益子焼「ふじ窯」 ミルク入白 ¥800
 口径60mm・胴径60mm
 ×高75mm
 ■商品コード S-0703010■

日下田藍染工房 卓布(特大)桜②¥8,000
 サイズ 横92cm×巾39cm
 ■商品コード S-12011■

神谷正一ふじ窯日下田藍染工房

コーヒー碗・皿丸紋流   ¥5,900
 カップ径78mm×高75mm
 皿径150mm×高30mm
 ■商品コード S-0701022■

益子焼「神谷正一」

小鉢五角白糠・ぐいのみ面取・箸置き・箸(一重布着)
・小鉢五角白糠(左)    ¥800
 径110mm×高45mm
 ■商品コード S-0703025■ 

・ぐい呑み面取糠柿(右)¥1,300
 径52mm×高45mm
 ■商品コード S-0703004■

・箸一重布着(前)    ¥2,100
 長21cm×0.7cm
 ■商品コード A-02002■ 

益子焼「ふじ窯」会津塗鈴善漆器店漆器工房鈴武

ランプシェード 竹の灯り(大)¥105,000
 径20cm×高62cm
■商品コードS-17002■

天翔風「八木澤正作」
ランプシェード 竹の灯り(小)   ¥63,000
 径17cm×高30cm
■商品コード S-17001■

天翔風「八木澤正作」

「和美との生活・和美空間」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。
株式会社とぴい企画
080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp
手仕事専科のブログ ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■下野・会津・津軽の四季風景